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ショコラティエが教える、甘いもの嫌いが甘党に変わるショコラとは?

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お菓子が苦手、甘いもの嫌いの人ってそもそもなぜ?

もちろん色々な原因があると思われますが、甘いもの嫌いの人に会った時『なぜ嫌いなんですか?』と話を聞くといくつかの答えが返ってきます。

 

まず一つは、甘いものよりもしょっぱい物の方が好きだからとか

日本酒が好きで甘いものとかは食べたくならないとか

言われることがあります。

嫌いというよりは自分からは甘いものを食べたいと思わないようです。

この場合、日本酒にも糖分があり、普段から和食がメインの人だとその食事からも糖分を摂取していることになるので

普段の食生活によってもうこれ以上甘いものを欲しない状態だと言えます。

逆にお酒を普段飲まない人は甘いモノ好きだったりするのはそのためです。

 

もう一つはスーパーマーケットやコンビニなどで売っているチョコレートなどは食べられないという人が、自称甘いもの嫌いという場合があります。

その手のチョコレートは糖分がとても多く、すぐさまカロリーを摂取したい場合には特効薬のようなものです。笑

あとはチョコレートに使われている油ですが、大量生産でコストを抑えたお菓子には質の悪い油を使っています。

その油が原因で胸焼けしたり、油の酸化で変な匂いがしたり、美味しくないものになってしまします。

この理由から甘いものが嫌いな人の中には

味覚が敏感な人で大量生産のお菓子やチョコレートが嫌いという人がいます。

 

 

実は僕も甘いものそんなに食べません。

『ショコラを作っているのに甘いものを食べないなんて』と言われることがよくありますが、一般的に売られているコンビニのお菓子などは一切食べません。

例外として庶民の食べ物を知るために味見することはたまにあります。僕も庶民ですが笑

 

別に甘いものが好きなわけではなく、美味しくて甘いものが好きなだけです。

お菓子屋さんやチョコレートショップに行くことはよくありますが、数種類買って何人かでシェアして味を見る程度です。

同業者の友達は朝から晩までお菓子屋さんの食べ歩きをする人がいますが、話を聞いているだけでも気持ち悪くなります。

 

 

甘いものが苦手な方に美味しいと言われるショコラ

さて本題ですが、それはどういうショコラでしょうか?

 

勘のいい人はお気づきかもしれませんが、大概の甘いもの嫌いは本当に美味しいショコラを食べたことがない場合が多いのです。

日本はショコラを食べる文化が根付いていないので無理もないですが。

 

本当に美味しいショコラって?

 

甘いものをあまり食べないショコラティエ目線で説明すると。

まずコンビニなどで売られているものは総合的にお砂糖の量が多いです。

そして僕たちが使うショコラはそういったショコラと比べて砂糖の量は少なく、カカオの質が高く香りが複雑で余韻が長いものを使っています。

ショコラティエやパティシエの技術というのは甘いものをただ甘いと感じさせないことなのです。

甘さ控えめといってもただ砂糖を減らしているだけではないのです。

甘さを控えるためにお砂糖をただ減らすと今度はなんだか何食べているのかわからないとなるのです。

 

はい。話がややこしくなってきましたね!

 

 

もう少し詳しくいうと人の味覚は食感や香り、その組み合わせやアクセントによって甘さを強く感じなくなるという特徴があります。

逆にいうとその要素が乏しいショコラはただ甘いだけの塊ということです。

 

僕たちは一口のショコラの中にカカオの香りやフルーツの香り、その組み合わせからくる複雑さ。

そして食感として滑らかさや、サクサク感などの要素。

そのショコラを飽きさせないアクセントを入れることにより、ただ甘いだけではないショコラを作っています。

その組み合わせは無限にあります。

同じ組み合わせのショコラでもシェフによって考え方が変わればその数だけ味のバリエーションができます。

 

文章では伝わりにくいかもしれませんが、甘いもの嫌いが甘いもの好きになるショコラは大量生産にはできない細やかな仕事によって実現しているのです。

 

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